台湾でのプレゼントで気をつけたいこと
日本では訪問先にお土産を持っていくことが習慣として根付いていますが、台湾では特にそのような習慣はありません。
ですが、持参してはいけないということではなく、お土産を渡せばもちろん喜んでもらえます。
日本では訪問直後に渡しますが、台湾では渡し忘れないのであれば帰り際などでも構いません。
日本とは習慣も考え方も違いますので、贈り物として渡すと何かしらの意味を表すということもあり、気をつける必要があります。
特に次の物は気をつけたほうが良いでしょう。
本を贈ると失敗するという意味に、傘や扇子を贈ると別れるという意味になってしまい、時計を贈ると死んで欲しいという怖い意味になるので絶対に贈らないようにしましょう。
日本ではよくプレゼントとして選ばれるハンカチですが、これも台湾では縁起が悪く死別を連想するものとされているため避けます。
他にも、はさみや包丁を贈ると断交を意味したり、風鈴を贈れば別れるという意味になり、鏡などは相手が醜い人であるという意味を表し、靴は窮地に追い込まれるという意味となってしまいます。
花を贈る際にも注意が必要で、日本でも避けるべきとされている菊の花をもし贈ってしまうと、死んで欲しいという意味になってしまいますので忘れないようにしましょう。
また食べ物でも気をつけるべきものがあり、ちまきや甘いお餅を贈ってしまうと「喪主になる」ことを意味してしまいます。
日本ではお祝いごとの時に贈る物で気をつけることというのはありますが、普通の訪問時にそこまで気をつけることはあまりないので、うっかりタブーとされているプレゼントを持参しないように注意しましょう。
台湾で喜ばれる贈り物
色々なタブーがあるため、では何を贈れば良いのかと悩んでしまうかもしれません。
無難なところで喜ばれる贈り物としては、やはり食べ物です。
特に甘いお菓子が喜ばれます。
日本ではスタンダードすぎる有名菓子は手土産として持参するのは憚られる、として避けることがありますが、台湾では特に問題ありません。
ですが、コンビニやスーパーで売っている袋菓子などはさすがに贈り物としてふさわしくありませんので避けましょう。