実践ギフトマナー講座

中国人へのプレゼント

中国人へのプレゼントで気をつけること

日本でも縁起が悪いので贈らない方が良いとされるものがあるように、中国でも縁起をかつぎ贈り物としては避けた方が良いものがあります。
中国でも日本と同じように4が死とつながるとして避けられています。
ですが、日本で苦につながるとして避けられている9は、中国では永久の「久」に音が通じるとして避けられるどころか好まれています。

また、数字と同じ発想で発音上贈らないほうが良いとされるものがいくつかあります。
たとえば、梨は離れるという意味の言葉と発音が全く同じため避けた方が良いです。
傘も「散」と声調が違うだけなので避けられています。
靴はよこしまである、正常でない、という意味の「邪」と発音が全く同じなので贈り物としてふさわしくありません。
中国語を知らないと連想することもできませんが、置き時計を贈る、ことが最期を看取るという意味の「送終」に通じるため置き時計は絶対に贈らないようにしましょう。
これらの品物は特に忌むべきとされていますので、うっかり贈ってしまうことのないよう気をつけたほうが良いものです。

中国人にプレゼントして喜ばれるもの

日本でも数字の8は末広がりとして縁起が良い数字とされています。
中国でも、末広がりであるとされ、またお金を稼ぐという意味の言葉と発音が似ていることから、縁起が良いと考えられています。
それがよく分かる例として、北京オリンピックの開会式が2008年8月8日午後8時であったことが挙げられるでしょう。

最近、日本国内で中国人観光客が繁華街の量販店などで買い物をしている姿をよく見かけるようになりました。
家電を買うことが多いようですが、百円均一もかなり人気が高いです。
そのため、百円均一で買える品物を贈っても喜ばれることが多いです。
たとえば、抹茶入りの日本茶やチューブ入りのわさびなどが人気があります。
また相手が女性であれば化粧品を贈るのも喜ばれます。
日本の文房具は非常に品質が高く、これも人気があります。
特にボールペンなのに消せる、というのが売りのフリクションシリーズは鉄板と言えます。

贈る相手のことを考えながら、タブーや人気の物をふまえてプレゼントを贈ると良いでしょう。