外国人へプレゼントを贈るときに気を付けたいこと

それぞれの文化で贈ってはいけないものがあることを意識する

プレゼントは相手に喜んでもらいたいという気持ちからするものです。

そのため、自分が好きだからという単純な理由ではなく、相手がもらってうれしいものを選ぶのが基本となります。
特に外国人へのプレゼントは、それぞれの文化でかなり感性や習慣が違いますので、自分目線だけで物を考えないようにしましょう。

特に、文化によってプレゼントしない方が良いものが存在します。
たとえば、日本ではハンカチを贈るというのは定番の一つですが、アジア圏の国々では涙を拭くものなので、不幸なイメージがあり贈り物としてはふさわしくありません。

また、宗教的な背景も考えるようにしましょう。

特定の宗教の方などはお酒や肉類を受け付けられないなど、食品に関する戒律がありますので、食べ物は避けた方が無難となります。
さらに、十字架モチーフのアクセサリーなども誤解を生むこともありますので、よほど相手のことを知っているのでなければやめた方が良いでしょう。

喜んでもらいたいという気持ちを前面に出して贈る

プレゼントを渡す時にも、日本と外国では文化が違うということを覚えておくことは大事です。

たとえば、日本では物を贈る時、「つまらないものですが」と言って渡す習慣があります。
決まり文句となっていますし、一つのマナーですので日本の中では美徳とされます。

しかし、これを外国人が聞いたらかなり違和感を覚えることになります。
つまらないものをどうしてプレゼントするんだ?バカにしているのか?という気持ちを抱かせてしまうことさえあります。

そのため、プレゼントする時には、あなたに喜んでもらいたいと思っていいものを選んだということをストレートに伝えるのがベストです。

同時に、渡す時に、その人への日ごろからの感謝や友情について伝えて、自分の気持ちが素直に伝わるようにしましょう。
物を贈れば分かってくれるという日本人の考えは外国人には理解できないことも多いので、気持ちはストレートに言葉に出して伝えるというのが基本となります。

日本でしか手に入らないものをチョイス

外国人にプレゼントするのであれば、やはり日本でしか手に入らないものを選びたいものです。
特に日本の工芸品は質が高いですし、デザインも独自のものですので喜ばれます。

といっても、大仰なものである必要はなく、和柄の入ったちょっとした雑貨などでもいいでしょう。
また、お茶碗などの日常的に使えるものも実用性があって喜ばれます。

相手の好みによっても違いますが、伝統的なイメージの強い柄のものでも、現代的なものでも日本のテイストが入っているものであれば、いいプレゼントとなるでしょう。