実践ギフトマナー講座

結婚内祝いのマナー

結婚

結婚内祝いの基本

結婚してお祝いをいただき、お返しとして内祝いを贈るというのは結婚したばかりの夫婦にとってはほとんど初めての、夫または妻として相手の親族やお世話になっている人と関わる機会です。
だからこそきちんとマナーをわかった上で失礼のないように、内祝いを贈りたい大事な場面でもあります。
お祝いをいただいたら、すぐに内祝いを贈るということは難しいですが、お礼の電話をかけたりお礼状を送るくらいは、いただいた当日かその翌日までにはやっておきます。
挙式を行った人は挙式から1ヶ月以内、行わなかった人はお祝いをいただいた日から1ヶ月以内を目安として早めに内祝いを贈ります。
なお結婚の内祝いは、結婚式に参列してくれた方には引き出物として既にお渡ししていますので、結婚式に参列していない人でお祝いをくださった方に贈ります。
引き出物で気をつけたいのは、引き出物の贈り主は結婚式を挙げる両家とされているため、のしの名入れは1品目には両家の姓が一般的だということです。
2品目がある場合には、新郎新婦の名前をお披露目するということで2人の名前を入れることが多いです。
また水引は紅白の結び切りにします。
金額の目安としては、いただいたお祝いの3割から半額程度です。
新婚旅行のお土産を添えてお渡しする場合もあります。

結婚内祝いとして避けたほうが良い品物として、刃物や割れ物があります。
これは結婚式でのタブーとされる言葉に切れる、割れるなどがあるのと同じで、そのような言葉を連想するような物は避けたほうが良いとされているからです。
またご祝儀の金額と同じで、2つに割り切れてしまう偶数は別れを連想させるので、詰め合わせなどを贈る時には偶数を避けるという習慣もあります。

結婚内祝いに最適な物って?

結婚式の引き菓子の定番としてバームクーヘンがありますが、これは幾重にも重ねられている層と同じように歳を重ね、家族が増えるようになどとの縁起をかついでいるのだと言われています。
また贈る相手によって、ある程度共通して喜ばれる物というのもあります。
親戚へは日用の消耗品や日持ちする食品などが良いでしょう。
お子さんがいる家族には、家族全員で食べられるようなスイーツやジュース、タオルなどが喜ばれます。
親しい友人相手であれば、本人に直接聞いてしまうということもできます。
直接は聞きづらいとしても、友人であればある程度の好みが分かっていますので、それに合わせて選ぶと良いでしょう。
どの場合にも贈りやすく相手にも喜んでもらいやすいものとしては、カタログギフトがあります。
なお、上司や同僚などグループでお祝いをくださった場合は、1人ずつに配りやすい個包装のお菓子類にします。