2月の誕生花「ウメ」の花言葉

誕生花「ウメ」の花言葉、花言葉の意味

ウメは、日本ではとてもメジャーな春を代表する花として知られています。

梅の花の名所としては、福岡の太宰府天満宮や谷川梅林、佐賀の牛尾梅林という九州三大園をはじめとし、金沢の兼六園や水戸の偕楽園、岡山の後楽園など非常にたくさんの場所があります。

ウメの花の特長は種類が豊富であり、木々により色合いや形が異なるということです。
毎年2月頃から咲き始め4月上旬くらいまでがピークとなっているので、桜とはまた違った趣で春を感じることができます。

ウメは観賞用だけでなく、梅の実を収穫するための農作物としても多く栽培されています。
ですが素朴に咲くウメの花にもきちんと花言葉があり、2月の誕生花としても定められているのです。

ウメの花言葉としては「不屈の精神」や「高潔」といった言葉があります。
また紅梅は「優美」、白梅は「気品」といった異なる意味を持っているともされています。

もともとウメは豪華絢爛なサクラと異なり、野生に近く自然の侘び寂びを感じさせることができるものとして、名画にもよく登場してきました。
またウメは古代中国においては薬用に用いられてきたこともあり、梅の実を使った食品は日本においても健康食品として加工をされています。

梅の花を送る時の注意点

梅の木にポツポツと咲いているウメはとても美しいものですが、観賞用として販売されているものもあります。
桜の花が枝として鑑賞されることはあまりありませんが、梅の花は比較的観賞用に展示されているのを見かけることができるでしょう。

これはウメはサクラと比べて花の咲いている期間が長いということと、枝として切り取られても丈夫に自生できるという特長が関係しています。

サクラの枝は不用意に折ってしまうとそこから枝が腐り、木そのものがダメになってしまうことがあります。
逆にウメの枝は非常にたくましいので、枝の一部が折れてしまっても、来年以降しっかりと伸びて花を咲かせてくれるのです。
とはいえ、街路樹などとして栽培されているウメの枝を勝手に折ることは器物破損となりますので、きちんと花屋さんなどで購入するようにしましょう。

ウメの花は普通の花と異なる性質を持つことから、あまりブーケの素材などとしては使われません。
枝ということもありますので、そうそう気軽に贈る事ができる花というわけではないと言えます。

2月の誕生花である梅の花は、誰かに贈る時には「忍耐」や「学問の成就」を御祝することがよくあります。
これは日本の伝承として、平安貴族であり学問の神様として祀られている菅原道真が九州の太宰府に左遷されたときに、大切に育ててきた梅の木もついてきたというお話に由来しています。