誕生花「チューリップ」の花言葉、花言葉の意味
春を代表する花といえば、ほとんどの人はチューリップを思い浮かべることでしょう。
入学式のシーズンになると、沿道や学校の周辺の花壇にはたくさんのチューリップが咲き誇ります。
チューリップは3月の誕生花であり、全国どこでも見かけることができる非常に一般的な花として知られています。
「咲いた咲いたチューリップの花が」という童謡にも歌われているように、チューリップには複数の色があります。
この色によりチューリップの花言葉は変化をしますので、贈り物としてチューリップを添える場合にはそうしたことも意識しておくとよいでしょう。
まずチューリップ全般を示す花言葉として「思いやり」ということがあります。
それに加えて赤い色のチューリップは「愛の告白」、白色は「失われた愛」、ピンクは「愛の芽生え」「誠実な愛」、黄色は「望みのない恋」「名声」、紫色は「不滅の愛」となっています。
全体的に愛を示す言葉が多いことから、告白を伴うブーケや結婚式を彩るインテリアとして多く使用をされる傾向にあります。
チューリップの花言葉「思いやり」のもとになっているのは、オランダのチューリップ物語とされています。
かいつまんであらすじを説明すると、昔話である村に住んでいた美しい娘に、三人の騎士がプロポーズをして家宝をそれぞれ贈ります。
しかし贈り物を受け取った娘は誰か一人に決めることができず、神様に自分を花にして欲しいとお祈りします。
その結果、娘が変化したのがチューリップというわけで、のちに騎士たちは大切にチューリップの花を育てたというお話です。
ロマンティックなシーンにぴったりの贈り物
チューリップは世界的に有名な花であることから、種類や花言葉も多様にあります。
ですのでせっかくギフトとして贈るなら、そうした言葉の意味を踏まえて行うのがおすすめです。
愛の告白や好きな人に贈るならやはり赤い色がおすすめで、ピンク色などを一緒に贈ることでロマンティックなシーンを彩ってくれます。
一方あまりよい意味を持たないのが黄色のチューリップで、特に失恋などをして落ち込み気味の人に対して贈るのはやめておいた方がよいかもしれません。
白いチューリップも全体としてはあまり良い意味ではないのですが、別の解釈をすると「長く待ちました」というような意味を持つことがあります。
ですので長く会えなかった大切な人との再会などのシーンにおいて、白いチューリップはとても適していると言えます。
チューリップは球根で冬の間地面で待ち、春になって花を咲かせる花であるということから、何かをじっと我慢してやっと結果が出たというような時に贈るというのもおすすめです。