実践ギフトマナー講座

カーネーションの花言葉

なぜ、母の日にカーネーションを贈る?

カーネーションというと、「母の日に贈る花」という考え方が定着しています。

ですが、母の日にカーネーションを贈るというのは、花言葉を元にして考えても意味がある行動なのです。
というのも、カーネーションの花言葉は「女性の愛、感動、感覚、純粋な愛情」だからです。
要約すると、「母そのものを表す花言葉が多い」ため、今でもカーネーションを母の日に贈っている人が多くいるのです。

それと、カーネーションは「たくさん贈ったほうが効果的」ということはありません。
母の日に贈られるカーネーションの中には、大きな花束で販売されているものもありますが、それほど意識しなくても問題ありません。
花言葉が重要となってきますので、「飾りやすい大きさ」を意識して贈ると良いでしょう。

花瓶に見合ったサイズが適正という考え方もありますので、先に使用を予定している花瓶を確認してから、適正なサイズを決めておくというのも賢明です。

主なカーネーションの花言葉

主なカーネーションの花言葉ですが、以下のように色によって変化するという仕組みになっているので注意してください。

赤のカーネーションの花言葉は、「母の愛、母への愛」です。
母に対する贈り物として相応しい・・・ということで、赤のカーネーションは母の日に良く売れています。
また、赤のカーネーションといっても、「ほんのわずかに薄い赤」も存在しますので、購入前に濃い赤色になっているかチェックしてみると良いでしょう。

持ち上げてみると、光の加減で薄く見えるものは濃くありません。
もしくは、フラワーショップのほうで「母の日のカーネーション」というコーナーを探し、そのコーナーで陳列されているカーネーションを購入すると良いです。
自信が無い場合は、フラワーショップの店員に選んでもらうのも1つの手段です。

また、ピンクのカーネーションの花言葉は、「感謝の心、熱愛」です。
最近では、カーネーションを母の日に贈る際に、緊張せず渡せる色合いとして選ばれることが多いです。

愛を感じているのでカーネーションを贈るのではなく、どちらかと言うと「感謝している」のでカーネーションを贈りたいという人は、ピンク色のカーネーションを選ぶと良いでしょう。
ピンクは赤に比べて濃い色ではないため、飾った際も色合いの変化が小さく、赤のカーネーションと比較して管理しやすいという利点も存在します。

それと、母の日に贈るカーネーションは、「白を避ける」のも大事です。
白のカーネーションの花言葉は、「私の愛情は生きている」なので注意してください。
白のカーネーションは、「亡くなった母に対して捧げる」ことが多いので、母の日に贈らないほうが良いとされています。