ロシアでの訪問時のマナー
ロシアの人達も欧米の人と同じくパーティーが好きな人が多いです。
日本でも訪問する際にはちょっとした手土産を持っていくのがマナーとしてありますが、ロシアでは日本以上にその習慣が根付いているので、忘れないようにしましょう。
一般的に、お茶請けのお菓子を持参しますが、お子さんのいる家庭であればそのお子さんの年齢や好みに合わせたおもちゃを持参しても喜ばれます。
またロシアでは珍しく手に入りにくいような、日本の食材や日本酒なども喜んでもらえます。
ただし、この場合はロシアでは食べる習慣のない物や、苦手な人の多いような物は避けた方が無難です。
また、ホストの家庭に女性がいる場合は花を贈るのもかなり一般的です。
その時に気をつけたいのは、偶数本の花を贈るのはNGであるということと黄色い花は不吉と考えられているため避ける、ということです。
花はどのような場合でも女性に贈るものなので、ホスト側に女性がいない場合は必要ありません。
なお、コートなどの上着類は「とても汚れているもの」という認識があるため、必ず玄関で脱いでコート掛けに掛け、リビングに持ち込まないように気をつけます。
ロシアでのお祝いの注意点
日本ではお祝いの日の当日に会えないことが分かっていたり、確実に会えるか分からないような場合など、前もってお祝いの言葉を言ったりプレゼントを渡して祝ったりしますが、ロシアではおめでたいことに関して先に祝うと、その日が迎えられなくなってしまうという考えが根付いているので避けましょう。
当日会えない、というような場合は前もってではなく後日お祝いをしたりプレゼントを贈ったりするようにします。
日本だと過ぎてしまってからのお祝いは、忘れていたような印象を与えるということから失礼とされますが、ロシアではそのようなことはありません。
同じ理由で、妊娠中の女性にベビーグッズなどを贈ることもタブーとなっています。
日本とは文化も習慣も違いますので、何も考えずに日本のマナーにあわせて行動すると失礼に当たることも多いです。
せっかくプレゼントを贈って喜んでもらおうと思っているのに、マナーを知らずに逆効果になってしまうのはもったいないですので、前もって確認するようにしましょう。