実践ギフトマナー講座

成人内祝いのマナー

成人式

成人式のお祝いをいただいたら

成人式のお祝いをいただいたら失礼のないようにマナーを守って、きちんとお返しをしたいものです。
ですが、お返しをするのは早いほうが良いと思って、お祝いをいただいてからあまりすぐにお返しをすると、気を使わせてしまっただろうか、と先方が思い悩む原因となってしまうことにもなりかねません。
かと言って、遅すぎるのもマナーとして失礼ですし問題です。
ではいつ頃贈るのが良いのかと言うと、基本的にはお祝いをいただいてから、または成人式が終わってから2週間?1ヶ月以内にお返しをします。
またお祝いをいただいたら、その当日、遅くても3日以内には成人した本人からお礼の電話をかけるようにします。
それとは別にお礼状とお返しの品を贈りますが、この時の金額の目安はいただいたお祝いの3割から半額程度です。
とても親しい間柄の場合、お返しは不要なこともあり、その場合はお礼の電話と手紙だけで済ませても大丈夫です。
どうするべきか判断に迷ったら、両親など近い人に相談すると良いでしょう。

水引は紅白の蝶結び、表書きは内祝として下段には成人した本人の名前を書きます。
お礼の手紙を書く場合、親しい人に送るのであればハガキでも構いませんが、目上の人に送る場合は必ず封書できちんと手紙を書くようにします。
内容としては、お祝いをいただいたことに対する感謝の言葉、成人式を迎えた心境や感想、今後の希望や目標などを書き、先方との今後のお付き合いやご指導を願う文章でしめるようにします。

成人内祝いで贈る物

成人のお祝いをいただき、そのお返しとして内祝いを贈る場合に何を贈ったら良いのか迷う人も多いでしょう。
先方の好みがわかっているのであれば、それに合わせて喜んでいただける物を選ぶことが出来ますが、分からない場合は本当に悩んでしまうものです。
そのような場合には、できるだけ無難な品物を贈ります。
先方に好きな物を選んでもらえるカタログギフトなどは、先方も選ぶ楽しみがありますしこちらも深く考えすぎる必要がなく人気が高いです。
この他、定番のギフトを贈るのも良いです。
その場合は、コーヒーや紅茶、日持ちのするクッキーなどのお菓子類、日用の消耗品であるタオルや石けん、洗剤などになります。
基本的に食品類を贈る時は、先方の都合で消費していただけるようにできるだけ日持ちがする物を選びます。
タオルなどを贈る場合、色や柄の個性が強すぎないシンプルな物を贈った方が、せっかく贈ったのに先方の好みに合わない、というような事態を避けられます。