実践ギフトマナー講座

入学内祝いのマナー

入学式

入学祝いのお返し

入学祝いをいただいた時、お返しとしての内祝いは基本的には不要です。
何故なら、入学祝いというのは直接お子さんをお祝いしてあげる、という考え方なのでお返しをする経済力がまだないお子さんがお返しをする必要はない、というのが根底にあるからです。
ですが、お祝いをいただくだけというのは気が引けるものです。
ですから先方のお子さんが入園や入学を迎えた時に、お祝いをしてあげるようにすると良いでしょう。
先方にそういう機会がない場合や、あまり親しくない方からいただいた場合には、お礼状を添えて簡単なお返しの品を贈るようにします。
お返しはすぐには贈れないとしても、お礼を言うのはできるだけ早い方が良く、お祝いをいただいてから3日以内が望ましいでしょう。
電話をかける場合は、お子さんからもお礼の言葉を述べるようにするのが良いです。

入学内祝いのマナー

基本的には必要のない入学内祝いですが、先ほど述べた場合以外にも地域の習慣としてお返しをした方が良い場合もあります。
また、元々の内祝いがお祝いごとのあった家が自発的に、お祝いごとがあった喜びを身内や近所の人などにおすそ分けする、というものでお返しではありませんでしたので、本来の意味での内祝いをするという人もいるでしょう。
お返しとして内祝いを贈る時には、いただいたお祝いの3割から半額程度の金額の品物を贈ります。
お祝いをいただいた日から3週間から1ヶ月後までには届くように贈るのがマナーです。
また表書きは内祝いとし、下段には入学したお子さんの名前を書いて、水引は紅白の蝶結びを使います。

入学祝いには、物入りな入学にあわせて現金や商品券などをくださる方も多いです。
このような場合、いただいたもので購入した物をお知らせすると、とても喜ばれます。
当然ですが、この時お子さんの入学に関係ない物を購入するようなことは避けます。
もし、必要な物を全て揃えてからいただいたり、たくさんお祝いをいただいて購入する物が特になかったような場合は無理に購入した物をお知らせする必要はありません。
入学内祝いとして贈る物としては、先方の生活環境や家族構成に合わせ、少しお洒落なタオルなどの日用品、またはお菓子などが良いでしょう。
先方の細かな事情を知らない場合は、無難な定番ギフトのタオルや石けん、先方に好きなものを選んでいただけるカタログギフトを贈るのが良いです。