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カモミールの花言葉

カモミールの花言葉

白と黄色のかわいらしい花をつけてリンゴの香りがするカモミールは、マザーズハーブとしても知られています。
この花の花言葉は、「苦難の中に秘める力」や「逆境に耐える」です。

カモミールの特徴

カモミールは、キク科シカギク属およびローマンカミツレ属に分類されます。
和名では加密列と呼ばれていて、古くから薬草として活躍してきました。
植物のお医者さんというニックネームを持つほどで、幅広い薬効を持つ植物でもあります。
現在でも漢方やアロマテラピーなどにカモミールが使われることは多いですし、ハンドクリームや入浴剤、ハーブティーなどの原料として活躍しています。

カモミールは、西アジアおよびヨーロッパに原生しています。
開花は3月から8月にかけてと長く、春から夏にかけて長期間花を楽しめます。

カモミールにはいくつかの品種がありますが、大きく分類するとジャーマン種とローマン種に分けられます。
ジャーマン種は小さめの一年草、ローマン種は見た目は大きめで多年草という特徴があるほか、用途も異なります。
ジャーマン種はさっぱりとした味わいを楽しめるため、ハーブティなど経口摂取する商品に使われることが多いです。

一方のローマン種は甘い香りはあるものの、口に入れると強い苦みがあるため、飲料としては適していません。
その代わり、アロマオイルや入浴剤など香りを楽しむ商品開発に使われます。
ガーデニングとしてカモミールを植えるなら、香りを楽しめるローマン種がおすすめです。
どちらも草丈は20~60cm程度とそれほど大きくなりませんが、香りを楽しめるという点でローマン種のほうが向いているのではないでしょうか。

カモミールの取り扱い方

カモミールは、日当たりが良く風通しの良い場所を好む傾向にあります。
そのため、植え付ける際には日照条件をチェックしたうえで、できるだけ日当たりが良い場所を選んだほうが失敗しないでしょう。
植え付けの時期は開花前後がおすすめで、3月から4月にかけての時期か、開花時期が終了する9月から10月にかけての時期が適しています。
この時期は、種まきだけでなく植え替えにも適しています。

カモミールを栽培する際には、土壌の群れには気を付けたいものです。
カモミールは群れた状態に弱いため、土壌がジメジメしやすい場所は避けましょう。
もしも水はけが悪い土壌の場合には、プランターや鉢植えにする方法が良いでしょう。
また暑い時期の水やりは、気温が高い時間帯に行うと土壌が蒸れてしまうため、気温がある程度下がった夕方以降か早朝に行うのがおすすめです。

カモミールをガーデニングで増やしたい場合には、一年草で終わってしまうジャーマンカモミールではなく多年草のローマンカモミールを選ぶのがおすすめです。
ローマンカモミールは蒸れに弱いだけでなく、夏の暑さに対してもそれほど耐性がありません。
そのためプランターや鉢に植えている場合には、日差しが強い時間帯には日陰に移動させるなどして十分な対策とケアが必要です。