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スノードロップの花言葉

スノードロップの花言葉

まだ寒さが残る早春に、雪の下から顔を出して可憐な白い花を咲かせるスノードロップには、「希望」や「慰め」という花言葉があります。
この植物にはたくさんの品種がありますが、大半は白い花をつけます。
植物の中には花の色が変わると花言葉も変わるものがありますが、スノードロップの場合には花の色はほとんど白ですし、仮にほかの色があっても花言葉は変わりません。

スノードロップの特徴

スノードロップは、ヒガンバナ科ガランサス属の植物です。
和名もスノードロップで、原産地はヨーロッパのコーカサス山脈や西アジアの山脈地帯です。
球根タイプの花で、秋の終わりごろから地中で少しずつ値を伸ばしていくという特徴があります。
そして早春には、ほかの植物がまだ目を出していない時期にも早々と花を咲かせ、春の到来を私たちに知らせてくれます。

スノードロップが自生するヨーロッパの地域では、スノードロップの花を見ると冬の終わりだと感じるという人が多くいます。
またスコットランドでは、クリスマスの前にスノードロップを見ると翌年は大きな幸せが訪れるという言い伝えもあります。

スノードロップには、たくさんの品種があります。
日本で見かける品種は、ジャイアント・スノードロップやフロレ・ブレノなどが多いでしょう。
イギリスではスノードロップの品種改良に力を入れており、すでに数百種類もの品種が流通しています。

スノードロップは花茎1本に対して1輪を咲かせるという特徴があります。
3枚の長い外花被と、もう3枚の短い内花被を持つ6弁花です。
草丈は10~20cm程度と短く、地表に近い場所で花を咲かせます。

耐寒性がとても強いのですが、耐暑性はあまりありません。
開花時期は2月から3月ごろで、気温が上がると開花は終わりを迎えてしまいます。

スノードロップは球根なので、放置しても地中でどんどん繁殖します。
また生命力が強く、特別な手入れをしなくても毎年花を咲かせてくれるでしょう。

スノードロップの取り扱い方

スノードロップはプランターや鉢植えで育てることも可能ですが、球根自然に増えるため直植が適しています。
土壌は水はけがよく有機質が豊富な用土を好むため、植える際には土壌にたっぷり有機質を与えたうえで球根を植えてあげましょう。

水やりは、表面の土が乾いたらたっぷりと与えましょう。
気温が高くなるとスノードロップの地表部は枯れますが、地中の球根まで枯れたわけではありません。
そのため、暑い季節でもたまに水やりをして完全に乾燥しないように配慮することをおすすめします。

スノードロップは、じめじめした環境では灰色カビ病にかかりやすいという特徴があります。
そのためできるだけ風通しが良い場所で育てるように心がけ、梅雨時には雨がかかりすぎないように、鉢植えなら直接風雨の影響を受けない場所に退避させるという方法も良いでしょう。