日本でもっとも有名な冬のイベントのひとつ、バレンタイン。
女性から男性にという形式が昔からの定番でしたが、最近では友人同士で、
男性から女性に、という形に多様化してきているようです。
そこで、どのようなきっかけではじまったのか、また、現代どんなプレゼントがあるのかをチェックしたいと思います。
そもそもバレンタインデーとは
古来ローマ時代のキリスト教の司祭であるバレンタインの命日です。
ローマ時代、兵士は結婚をしてはいけなかったのですが、その当時禁止されている結婚を執り行います。
その罪で処刑されたバレンタインにあやかって、男女が愛を確かめ合う日となったそうです。
ただ、キリスト教以前にも女性がよい子を産めるようにという、
牧神パーンを祭る「ルペルカリア祭」というものがその近辺で行われております。
キリスト教以後、融合したのではないかと言われています。
日本でのバレンタインの始まり
多数の説があるのですが、戦前に神戸の菓子店が始めたという説と、
戦後に菓子メーカーが始めたという説があります。
日本ではこの季節、年間チョコレートを食べている量が20%だそうでつまりその分が売れるそうです。
「昭和21年に進駐軍のバレンタイン少佐が、飢えに苦しむ子供達を見て心を痛め、
2月14日にチョコレートを配布した」というのは、少年漫画から生まれた都市伝説です。
日本でプレゼントするチョコレートの種類
*本命チョコ
一般的には本当に好きな人に提供するチョコレートです。
最近ではイベントとして行われることが多くなっており、提供する人が少なくなってきたと言われていますが、
それでも多くの人が毎年購入していると言われています。
*義理チョコ
不景気のあおりを受けて省略されることも多くなってきた提供ですが、
企業などでは現在でも、お世話になっている方々へのご挨拶代わりとして送ることが多いようです。
昨年テレビで放送されていたデータによると、義理チョコの相場は一般的に300~500円だといわれています。
*友チョコ
最近増えてきている形態のチョコレートの提供方法です。
友人同士で送りあうというタイプの方法で、特に若年層でそういった風潮が見られると言われています。
*自分チョコ
これも最近増えてきている形態のチョコレートの提供方法です。
自分自身へ1年間頑張ったご褒美という形で、自分自身にプレゼントするというタイプだと言われています。
*逆チョコ
最近増えてきているチョコレートの提供方法のひとつです。
海外では一般的だといわれている男性から女性へプレゼントするというタイプです。
最近ではメーカーでも逆チョコ専用のアイテムを開発し、売り出しています。
チョコレート以外でプレゼントされるもの
基本的にチョコレート、クッキー、マシュマロとやはり甘いお菓子が多いようです。
ただ、最近ではマフラーやお酒、カーアクセサリーなど、相手に合わせてプレゼントを購入し、
プレゼントしていることも多いと言われています。