世界各国での出産祝いというのは、日本と比較してどのようなものなのか気になる方も多いでしょう。
そこで実際にどんな出産祝いがあるのか、具体的にチェックしてみようと思います。
海外出張中の友人が出産したという場合や、
海外の友人の出産祝いで悩んでいるという方に参考になれば幸いです。
アメリカ
米国では日本と違い、出産前に出産祝いのパーティーを行う風習があり、
そのときに出産祝いをプレゼントする人も多いと言われています。
ちなみにこのパーティー「ベイビーシャワー」といわれており、家族や友人、同僚などによって開催されるばかりか、
妊婦さんにサプライズパーティーという形式で実行されることもあると言われています。
ギフト・レジストリーといわれている米国ならではの合理的な手段によって、
ほしいものをリストにしてインターネットのサイトや直接お店で見られるようになっています。
このため、購入するときにはそのお店のレシートとともにプレゼントするのが一般的です。
リストの中には非常に高額のものもあり、購入するときにはできるだけ人数で
割り勘して購入する場合もあると言われています。
お返しの習慣はないので、お礼にカードを書いて送る風習だそうです。
カードを書くときには、できるだけ相手がくれたプレゼントについて言及するため、
もらったものをメモしておくのだとか。
欧州
欧州では出産祝いとして、銀でできたスプーンとフォークをプレゼントすることが多いと言われています。
銀は昔から魔よけとして欧州を中心に広まっており、赤ちゃんが健やかに育ちますようにということや、
更に生涯食べ物に困らないようにするという風習にも沿っていると言われています。
また、ほかにも小さい赤ちゃんのための銀製品というものが多く作られており、
そういった製品を送る風習もあると言われています。
なお、それ以外では木でできたおもちゃが安全性が高く、人気を博していると言われています。
インド
意外ですが、インドでは赤ちゃんが生まれると、出産祝いを送るのではなく、
産んだ家庭がお世話になった周りの人たちに送るという風習があると言われています。
基本的にはお菓子らしいです。
とはいえ、出産祝いを贈る風習が全くないわけではなく、
生まれてから12日目の命名式の時に親戚や親しい人たちが送るのだといいます。
ベビー服やおもちゃなど、ほかの国と変わらないものが一般的です。
中国
中国ではお金を贈るのが一般的だと言われています。
が、その昔や地方によって、生卵を送るという風習があったと言われています。
その昔卵は貴重品であり、高級品として多くの人が病気のときくらいしか食べることが
できないものだったということでそうした風習が現代でも地方によって残っていると言われています。
日本のようにお返しという風習はありませんので、相手に気遣いをさせてしまう心配がないのは安心できますね。