結婚記念日祝いのプレゼント
結婚記念日を祝う習慣が始まったのはイギリスで、日本では明治天皇が明治27年に大婚25年祝典を催してから一般に定着しました。
結婚記念1年目から75年目まで、節目になる年にはそれぞれ名前が付けられています。
例えば結婚1年目なら「紙婚式」、25年目なら「銀婚式」、50年目なら「金婚式」と呼ばれており、名前にちなんだプレゼントをする習慣があります。
銀婚式なら銀の器やカトラリーをプレゼントする、結婚12年目の絹婚式なら絹の衣類をプレゼントするといった感じです。
ただ、結婚年数にちなんだプレゼントは配偶者同士が贈り合うことが多いので、第三者が結婚記念のお祝いに何かプレゼントを贈りたい場合にはきれいなブーケやお酒などといった一般的なプレゼントを贈るのが一般的です。
結婚15年目(水晶婚式)だからといって、第三者が水晶の指輪などを贈るのも考えものです。
指輪は特別なものなので、夫婦間で贈り合うのに適したプレゼントです。
形式にはあまりとらわれずに、ご夫婦共通の趣味のアイテムなどを贈ると喜ばれます。
プレゼントを選ぶ際には、相手の好みを考えることが大切です。
自分の趣味を押し付けたりしないようにしましょう。
親しい間柄の時は、前もってご夫婦の家族や親戚にリサーチしてプレゼントが他の人と被らないようにするのがおすすめです。
のし・祝儀の書き方
結婚記念日はお祝いですから、贈り物ののしには「祝 結婚記念日」または「祝 ◯◯婚式」と書きます。
水引は紅白の5本蝶結びまたは紅白10本結び切りがきまりです。
格式ばったことがあまり好きではないご夫婦の場合には、リボンとカードの方がいいかもしれません。
贈り物には添え状を付けますが、最初に「おめでとうございます」とお祝いの言葉を述べた後にご夫婦の印象を記述します。
その後物を選んだ理由について述べ、最後は「今後も二人でお元気にお過ごしください」という内容で締めくくります。
結婚記念の祝宴を催すのであればその時にプレゼントを渡せばいいのですが、特に祝宴の予定がないような時は結婚記念日に先方に着くように郵送または宅急便で送ります。
喜ばれるプレゼントの数々
結婚記念日のプレゼントとして一番無難なのはやはり花のギフトです。
花のギフトの場合の平均相場は7,500円前後となっていますが、生花ではすぐに枯れてしまうので最近ではプリザーブドフラワーを贈る人が増えています。
プリザーブドフラワーは生花の瑞々しさを何年も保てるので、折りあるごとに記念日を思い出してもらうことができます。
バスケットやクリスタルの器、ポットなど、容器も凝ったものがいろいろと用意されています。