強い香りが敬遠されるシーンもあるので注意
身だしなみの一つのアイテムとして使われる香水も、使い方を誤ると他の人に迷惑をかけてしまうことがあります。
特にTPOを無視した香水の使い方は、マナーがなっていないという印象を強く与えてしまうのでぜひとも注意したいところです。
まず、葬式などのしめやかなシーンにおいては、強い香水は避けるようにしましょう。
強い香水の匂いはどうしても、華やかなイメージを持つものですので、ほんのりと香る程度であればともかく、周りの人がはっきりと感じられるほど付けるのはTPOに合っていないと言えるでしょう。
さらに、食事をメインとした席、特に和食の席ではやはり香水が強く香らないようにすることが求められます。
香水の強い香りによって、料理の香りが消されてしまってせっかく料理してくれた皿を台無しにしてしまうことになりかねません。
また、基本的なこととして、化学物質過敏症など、強い香りが苦手という人もいますので、人がたくさん集まる場所では控えめに香水を付けるのがマナーとなります。
ナチュラルな香りの香水を選んで場をわきまえる
香水はかなりの程度の、付ける人に好みによりますが、やはりTPOを考えて香水を選ぶことも大事です。
どんなシーンでも他の人に迷惑をかけず合わせやすいのは、シトラス系やフローラル系などのナチュラルな香りのものです。
より多くの人に好まれるものですので、個性的な香りとは言えませんが、人が集まる場においてはこうした香りを選ぶのが得策と言えるでしょう。
また、香水を付ける場所にも気を付けたいものです。
香水の匂い成分は下から上がってくる性質を持っています。
そのため、ひざやももの内側など、下半身につけることでほんのりと柔らかい匂いを発することができますので、きつい印象を与えなくて済みます。
家を出る前に香水を付けておくとソフトな印象となる
香水は、付けてからの時間によって香りが変わってくるという特徴を持っています。
それぞれの香水で、時間によってどのように香りが変わるかは異なり、それが一つの構成的な持ち味となっています。
一般的な傾向としては、初めの時間は少し刺激的な香りが強調され、30分くらいすると徐々に柔らかいまろやかな香りとなってきます。
そのため、会場に着いてから香水を付けるのではなく、家を出てくる時に付けてくると、ちょうどソフトな香りとなって印象も良くなります。
また、香水の種類によっても持続時間が異なります。
オーデコロンは2時間程度しか持ちませんが、パルファムであれば半日程度持つこともあります。
こうした香水の種類の違いを上手に活用して、場にふさわしいものを選ぶようにしましょう。