実践ギフトマナー講座

TPOに合わせたビジネスマナー

これから社会人として求められるビジネスマナー

学生時代を卒業して社会人となった瞬間からビジネスマナーは当然に求められます。
就職活動の時からビジネスマナーの基本は多くの場所で必要になってきますが、実際に自分が主体となって仕事をしていくときには画一的な方法ではなく、TPOをわきまえての行動が必要になってきます。

就職活動中のビジネスマナーというのは、ある意味表舞台と裏とがはっきり分かれており、どういった場面でどう振る舞えばよいかしっかりお手本が存在しているのである程度練習をすれば習得をするのはそれほど難しいことではありません。

しかし社会人になると、そうしたはっきりと表舞台と裏とが分かれていないことがあったり、社内向けや取引先向け、顧客向けといったように相手によって使い分けをしなければいけないことも出てきます。

TPOというのは簡単に言えば「いつ」「どこで」「どんな場合に」ということですので、何か振る舞いをするときには時間や立場など背景となるものを意識しつつ行動を選択していきましょう。

社会人としてビジネスマナーを求められる場面というと本当に無数にありますが、新社会人のうちはまず「これだけはやっておきたいこと」だけでもしっかりルールを理解していくようにするのがおすすめです。

最低限度守りたいビジネスマナーとしては「フォーマルな場所でのドレスコード」「電話・携帯電話の対応と取扱」「会食時のマナー」が挙げられます。

具体的な事例と使い方

具体的にそれぞれを説明していくと、「フォーマルな場所でのドレスコード」は冠婚葬祭や会社関連の行事への出席をする時の服装です。
特に社会人になると自分個人としてではなく、会社を代表して冠婚葬祭に出席することがありますのでそうしたときに会社の代表者としての服装のマナーをとっていく必要があります。

フォーマルウェアには「礼装」「準礼装」「略礼装」といったようにランクがあり、どの服装にするかは時間や場所、立場によって変わります。
特に女性の場合は礼装の種類が多くどこまで許されるかが曖昧な部分があるので、時代に沿った服装にしていくということが重要になってきます。

次に「電話・携帯電話」についてですが、電話の取次は社会人としてのマナーの基本中の基本となります。
社内で電話をとったときの取り次ぎ方や伝言など、基本的な言葉遣いをマスターするとともに携帯電話を使うときのマナーにも注意していきたいところです。

最後の「会食時のマナー」は、ビジネスランチやディナーにおいて相手に不快感を与えない食事の方法を身につけるということを言います。
食事のマナーとしては、箸の使い方や食べるときの姿勢など基本的なことがあります。