誕生花の「ダリア」花言葉、花言葉の意味
ダリアは園芸用としても人気の高い、八重咲きの花弁を多く持つ種類の花です。
見た目が菊の花によく似ていますが、それもそのはずでダリアはキク科テンジクボタン属の植物です。
自生しているダリアは夏から秋にかけて花期を迎え、球根から芽を出して茎を伸ばして花をつけます。
ダリアの中には茎が150cm近くにまで伸びるものもありますが、その場合は花の重みに負けて途中で折れてしまいますので、栽培をする時には支柱をつけてあげる必要があります。
ダリアは9月の誕生花とされており、特に9月23日の花というふうにも言われています。
ダリアの花言葉は「栄華」や「気まぐれ」となっており、更に色によって赤いダリアは「華麗」、白いダリアは「感謝」、黄色いダリアは「優美」といったように花言葉は異なります。
全体的に華やかで豪華絢爛なイメージの花として扱われていることが分かるでしょう。
またダリアの花の大きさにも区別があり、花径の大きさにより巨大~極小まで複数のサイズから選ぶことができるようにもなっています。
どういったシチュエーションで相手にプレゼントするかにより、アレンジを変化させられるのがメリットです。
咲き方にも個性があり、庭先で育てる時にはその変化を楽しみながら育てていけます。
ダリアの裏の意味に注意
ダリアは華やかな見た目とポジティブな花言葉から、御祝向きの花として広く使用されています。
小さな一輪挿しであっても、ダリアを使うことでパッと明るい雰囲気になりますので、大切な人へのプレゼントや自分自身のアクセサリーとしても使うことができます。
ダリアはメキシコの国花でもあり、ヨーロッパ地域でも人気の高い花となっています。
ただし注意をしておきたいのが、ダリアの裏の意味としてある「不安定」という言葉です。
これはダリアの花がヨーロッパ地域に渡った当時、フランス革命の最中であったということから、ダリアの花には政治的な不安定さを暗示させる意味が含まれています。
またダリアの花はナポレオンの后であったジョゼフィーヌが愛した花としてもよく知られているところで、フランス皇后となってからもダリアを宮廷内に多く栽培させていました。
ダリアの花言葉「栄華」というのも、このジョゼフィーヌのイメージから付けられたものとされています。
その半面でジョゼフィーヌはダリアの花をめぐって他の貴族と争いをしたことがあり、その結果ダリアに飽きて見向きもしなくなったという逸話があります。
そこからダリアの裏の花言葉として「移り気」や「裏切り」といった意味が含まれていることもあり、女性にプレゼントする時にはその浮気をとがめるような意味が含まれてくるのです。