誕生花「アルストロメリア」の花言葉、花言葉の意味
「アルストロメリア」と聞いて、すぐにどんな花か分かる人はそれほど多くはないでしょう。
アルストロメリアは1920年代に日本に渡った比較的歴史の長い花なのですが、当時はあまり全国的に普及をしなかったことから、現在もあまり広く知られていません。
これは当時は品種的に日本の気候に合わなかったので、数多く流通することができなかったという事情もあります。
アルストロメリアの和名は「ユリズイセン」と言い、見た目もユリとスイセンの両方の特長を持っています。
ラッパ型の花弁と中央から大きく伸びたひげがインパクトのある形状をしていることから、ブーケやフラワーアレンジとしてもよく使用されている花です。
最も多く見かけるのはピンク色ですが、花びらの一部に特徴的な斑点がついているのが特長です。
丈夫な花でもあり、切り花にしてから長持ちしやすいということも、花屋さんから好かれる理由になっています。
そんなアルストロメリアの花言葉は「華奢」や「凛々しさ」「幸い」「柔らかい気配り」などといったものがあります。
他にも「未来への憧れ」や「エキゾチック」「人の気持を引き立てる」といったような奥ゆかしいイメージもあったりします。
4月という月は学校生活のスタートでもあるので、未来を暗示する花言葉を持つアルストロメリアはまさにぴったりな花と言えるでしょう。
「未来への憧れ」を示すアルストロメリア
たくさんの花言葉を持つアルストロメリアですが、中でも特徴的なのが「未来への憧れ」という言葉です。
フラワーアレンジにおいてもこの言葉を意識したものが多く見られています。
なぜアルストロメリアにこの花言葉がついたかについてははっきりしていませんが、自生をするときに毅然として華やかに咲き誇る姿から、そうしたイメージになったのではないかとされています。
アルストロメリアのもう一つの大きな特長は、たくさんの色のバリエーションがあるということです。
当然色によって象徴される言葉が異なってきますので、そうした違いを楽しむというのもアルストロメリアの魅力になってきます。
代表的な色と言葉を挙げていくと、まず赤色では「幸せ」や「幸福な日々」といった花言葉です。
ピンク色は「気配り」や「献身」、白色は「凛々しさ」といったことを示します。
さらに黄色や青色、紫、黒色といったようにたくさんの色があるので、複数の色を組み合わせてブーケにするということもよくあります。
あまり自己主張が強い花ではなく、どちらかというと他の花を上手に引き立てて華やかにしてくれるというタイプの花ですので、優しい気持ちを示したいという時に最適です。